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中学受験があらためて注目される理由

コロナ禍の影響で見失いがちですが、2021年は、「大学入学共通テスト元年」「大学入試改革元年」ともいえる年。これまで以上に「思考力」「表現力」に重きを置く傾向が強くなるといわれるなかで、実は私立中学受験に対する関心が数年前から高まりを見せ始めていました。「思考力」「表現力」を鍛えるというのは、まさしく私立中学受験に備え勉強する際にポイントとされる点です。

また、この大学入試改革においては、今後、知識偏重ではなく、中学・高校で具体的にどのようなことに意欲的に取り組んできたか、学習面も学校生活もいかに充実させてきたかといったことも重要視されるといわれています。生徒一人ひとりが目的意識をしっかり持って、自分のやりたいことをじっくり見つめ、そのために何をすべきかを考え、実践するためにも、計画的・効率的な先取りカリキュラムを採用している中高一貫校への評価があらためて高まっていったというわけです。

中高一貫校のコロナ禍対応力

コロナ禍による混乱のなかでも、この先取りのカリキュラムを採用している中高一貫校では「進度の遅れ」といった影響が少なかったといえるでしょう。加えて、以前からICTを活用した教育に積極的な学校も多く、公立と比較するとオンライン指導が必要になったときにも、スムーズにその形式を採用できた学校が多かったように感じます。

今回のコロナ禍で自宅学習の期間が長くなったことで、計画性を持って、自律(自立)して学ぶ姿勢を育んでおくことの重要性もあらためて浮き彫りになったわけですが、そこに関しても、進度の早い先取りカリキュラムのもとで、それぞれに自覚を持って主体的に学ぶ習慣を身につけていた中高一貫校の生徒達の対応力が発揮されたように感じます。

全ての子ども達に
これから求められる”学力”を

学ぶ側も指導する側も、求められる力や新たな学びの形などを模索したり、意識したりするきっかけになった今年。子ども達が、中学受験に関心を抱くきっかけがあれば、ぜひその意欲を応援して、チャレンジさせてあげたいものです。というのも、「思考力」「表現力」という”学力“や、自主性、自己管理力を身につけることは、中学受験だけでなく、大学受験や、今回のような不測の事態が起こった時など、今後の子ども達にとってこれまで以上に重要になっていくからです。最終的には中学受験を選択しない場合でも、これらの力を積極的に身につける意識を持つことは、これからの子ども達にとって良い経験になるのではないかと思います。

もうすぐ中学受験を控えた皆さんへ

小学生が受験するにあたっては、やる気や集中力をいかに持続させるか、といったメンタル面でのサポートが重要です。しかし、学校や塾に足を運べず、自宅で1人コツコツと勉強しなければならない臨時休校期間中、やる気の減退や不安などと戦わなければならなかった子ども達は少なくなかったでしょう。全教研では、休講中は双方向オンラインを通じて、また、対面授業を再開してからも折に触れ、メンタル面のサポートを重視して取り組んできました。

さらに今年は、受験に備え実施していた受験生対象の宿泊合宿などもできませんでしたが、双方向オンラインを活用し、弱点克服のための徹底指導を実施。合宿さながらの雰囲気をつくり、「1人じゃない、みんなで頑張っているんだ」と実感してもらえるように努めました。生徒の皆さんもそれぞれの自宅に居ながら集中して取り組んでくれ、閉講式でオンライン合宿に参加した仲間達が画面に映し出された時には、充実した晴れやかな笑顔を見せてくれていました。

例年とは異なる不安や動揺のなかで受験勉強に取り組んだ今年ですが、コロナ禍の混乱はみんなに訪れたもの。おそらく誰もが最初は困惑し、ペースも乱れたのではないでしょうか。そこを今はしっかり立て直し、目標達成まであと一歩の地点まで近づいてきました。今できることをしっかりやれば、大丈夫。みんなで頑張りましょう。

Q&A
中学受験をする人&しない人の
”今”のギモンに答えます!

学習についてのコロナ禍の影響。
全教研のサポートは?
まず、臨時休校中にそれぞれが学んだことがしっかり定着しているのかを定期的に実施する学力診断テストを通して確認・把握してきました。現在もその取り組みは続いていますが、いわゆる「学びの遅れ」も解消に近づいていると感じています。
中学受験を目指すうえで、心がけることは?
第一には、自分で学習計画を立て、実践し、振り返って必要ならば修正し、といった習慣をしっかり確立することです。

また小学生が受験勉強への意欲や集中力を持続させるうえで、モチベーションは重要です。「この学校で勉強したい」という気持ちを子ども自身がしっかり持っておくためにも、学校説明会などの機会を見つけて実際に足を運んでみることが大切。その際、私立中学の魅力ともいえる、各校の「独自性」や対応のきめ細やかさなども、しっかり確認しておきたいものです。現在はオンラインで開催されていることが少なくありませんが、それらを活用して、学校選びを一緒に行ってあげてください。

また、「思考力」「表現力」は、できる限り余裕を持ってじっくり伸ばしていくことが理想的です。小学4~5年生くらいから中学受験の準備を始めることが好ましいといわれるのにはそういう側面もあります。
今後教育現場で普及するオンライン学習。心がけることは?
コロナ禍発生当初は、緊急対応的な要素があったオンライン指導。しかしICT機器の進化、各教育現場でのICT機器を入れての学習の導入により、オンライン学習が学習塾や学校において取り入れられることが多くなると考えられます。

オンライン学習では、特に家庭での学習を充実させる必要があります。生徒の皆さんの、自主的に、計画的に学習しようとする姿勢や習慣を確立することが成果にも影響するといえるでしょう。全教研では次年度、新たな双方向オンライン授業の構築を目指してまいります。