【中学受験】必要な勉強の時間は?効率的なスケジュールの組み方も紹介

中学受験に必要な勉強の時間は?効率的なスケジュールの組み方も紹介 コラム
この記事は約6分で読めます。

子どもに中学受験を受けさせたいと考えている保護者の中には、毎日どれくらい勉強をさせれば良いのだろうか…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

志望校合格のために勉強を頑張ってほしいという気持ちはあっても、勉強ばかりになって日常生活が疎かになってしまうのは避けたいところです。

そこでこの記事では、
・中学受験に必要な勉強時間
・効率的なスケジュールの組み方

などについて解説していきます。

中学受験クラス

中学受験生の学年別に見た勉強時間の目安

勉強する小学生男子

中学受験を目指している小学生の多くは塾や家庭教師などを利用して勉強しているケースもありますが、それだけではなく自主勉強に励む時間も確保しなくてはなりません。

一般的に小学生が自主勉強にかけるべき時間は「学年×10分」といわれていますが、中学受験を目指すとなるともっと時間をかける必要があります

では中学受験に必要な勉強時間の目安について、学年別に確認していきましょう。

小学4・5年生の勉強時間の目安

中学受験の勉強は小学4年生頃から始めるケースが多く、小学4年生は平日に1〜3時間程度、休日に2〜3時間程度の勉強時間が目安となります。

小学5年生になると平日は4年生同様に1〜3時間が目安となりますが、5年後期からカリキュラムが重くなることを考えて休日は4〜5時間程度の勉強時間を確保しておくと良いです。

4〜5年生の段階で勉強習慣を身に付けておくことが大切になるため、中学受験を予定している場合は早い時期から机に向かうことに慣れさせるようにしましょう。

小学6年生の勉強時間の目安

中学受験を目前に控えた小学6年生の段階では、平日でも3〜5時間程度の勉強時間を確保すると良く、休日に関しては8〜10時間程度を目安に勉強に励むのが理想的です。

4〜5年生のうちに勉強習慣を身に付けておけば、小学6年生になってからも高い集中力をキープしたまま学習に取り組むことができます。

6年生に上がるのと同時に勉強時間を増やすのではなく、少しずつ勉強時間を増やしていくことで勉強時間が増えることに対する子どものストレスや負担を抑えることが可能です。

もちろん1日ずっと勉強に時間を充てるのではなく勉強の合間に休憩時間を取り入れることや、勉強時間と勉強しない時間のメリハリをきちんと付けることも大切です。

効率的な勉強時間・スケジュールの組み方やコツ

ノートと鉛筆

勉強時間を確保して勉強に時間を費やせば志望校に合格できるわけではなく、きちんと時間を意識しながら効率的なスケジュールを組む必要があります。

基本的なスケジュールの組み方としては、まずその日のスケジュール表に以下の項目などの時間を書き込みましょう。

・学校
・食事
・睡眠
・入浴
など

そして空いている時間に勉強時間を書き込んでいき、そこから取り組む科目や休憩時間など細かいスケジュールを決めていくと良いです。

スケジュールを組むときは子どもだけに任せるのではなく保護者も一緒に考えることで、苦手科目もバランス良く勉強していくことができます。

スキマ時間を上手に活用する

限られた時間の中で効率的に受験勉強を進めていくためには、ちょっとしたスキマ時間も上手に活用することが大切です。

例えば塾の授業が始まるまでの時間や送迎バスが来るまでの待ち時間など、意識して探してみると勉強に充てられるスキマ時間が見つかるでしょう。

こうしたちょっとした時間を使って勉強をする場合は、まとまった勉強時間を確保しなくても大丈夫な漢字や歴史年表などの暗記がおすすめです。

常に時間を意識する癖を付ける

あらかじめ決めた時間を使って勉強に励むだけでは効率的とは言えないため、受験勉強をする際は常に時間を意識する癖を付けると良いでしょう。

・何時から何時まで国語の勉強をする
・算数の勉強に◯時間、社会の勉強に◯時間
・1時間でどこまで進んだか確認する

上記のように時間を意識して勉強に励むことでダラダラと勉強時間を過ごしてしまうのを防げるだけでなく、時間配分が重要となる入試本番でも効率良く問題を解いていくことができます。

すぐに復習することを習慣付ける

復習を怠ってしまうと学校や塾で勉強をしても翌日になれば多くを忘れるといわれているため、学んだ内容はその日のうちに復習して脳に定着させることが大切です。

エビングハウスの忘却曲線によると初めて暗記した物は20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後には77%も忘れてしまうということがわかっているので、記憶の定着を図るためにも復習が欠かせません。

勉強して忘れた箇所をもう1度勉強して……というのを繰り返すのは効率的ではないため、普段から復習を習慣づけて効率良くたくさんのことを覚えられるようにしていきましょう。

中学受験を控えた子どものために保護者ができることは?

ハグするママと小学生女子

志望校に合格するためには時間を意識しながら真剣に受験勉強に取り組むことが大切ですが、中学受験においては保護者のサポートも非常に重要なポイントです。

そこでここからは、中学受験を控えた子どものために保護者ができることとしては何があるのかという点についてお話していきます。

規則正しい生活を送れるようにサポートする

子ども自身が規則正しい生活を意識することは大切ですが、夏休みや冬休みなどの長期休暇に入ると、つい夜ふかしして朝遅くまで寝てしまうなど、生活習慣が乱れるケースは珍しくありません。

また生活リズムが崩れるとせっかく組んだスケジュールも予定通りに進まなくなるだけでなく、ダラダラと過ごしてしまうと時間だけが無駄に進んでいくことになります。

子どもだけでは規則正しい生活習慣を維持することが難しい場合もあるため、保護者がしっかりと起床時間・就寝時間・食事時間などを管理してあげると良いでしょう。

食事面に気を遣って体調を壊さないようにする

受験勉強中は体調管理も非常に重要となるため、勉強部屋の空調管理なども保護者がしっかりとしてあげると良いですが、それ以外にも食事面に気を遣うことをおすすめします。

栄養バランスの良い食事を摂れば身体の免疫力アップにつながるため体調を壊しにくくなり、特に記憶力などの脳機能を高めるDHAなども積極的に取り入れたい栄養素です。

受験当日に風邪を引いてしまうとこれまでの努力が水の泡になりかねないため、日頃からきちんと体調管理をして子どもをサポートしてあげましょう。

集中しやすい環境を作ってあげる

中学受験を控えているといっても小学生ですから、遊びたい欲があるのはもちろんさまざまな事柄に興味関心を抱くのが普通です。

勉強のために机に向かっても周りに漫画やテレビゲームなどがあると、つい気が散ってしまって勉強を後回しにしてしまうということもあるでしょう。

そのため勉強机・勉強部屋には気が散るものを置かないようにして、休憩時間などに好きなことをさせてあげれば勉強と遊びのオンオフが付いて効率良く勉強に励めます。

中学受験に必要な勉強時間と効率的なスケジュールの組み方まとめ

一般的に中学受験は小学4年生から始めるといわれており、中学受験に必要な勉強時間は学年別で以下のようになっています。

学年 平日の勉強時間の目安 休日の勉強時間の目安
4年生 1〜3時間程度 2〜3時間程度
5年生 1〜3時間程度 4〜5時間程度
6年生 3〜5時間程度 8〜10時間程度

上記はあくまで目安となっているため、目指す志望校の難易度などに合わせて受験勉強に充てる時間やスケジュールを決めることが大切です。

効率良く勉強をしていくためには、スキマ時間を有効活用することや常に時間を意識して勉強する癖を付けることに加えて、勉強した内容をすぐに復習する習慣を付けることがポイントになります。

また保護者も食事や睡眠といった生活習慣を管理してあげることや、集中して勉強できる環境を整えてあげるといった形で子どもをサポートして中学受験を成功へと導きましょう。

全教研では中学受験にも対応したオンラインライブ授業が受けられる「おうちで勉強コース」を用意しており、効率的に勉強に励めるだけでなく家庭学習の習慣化につなげることも可能です。

入会希望や個別相談はもちろんのこと、おうちで勉強コース無料体験も実施中のため、中学受験を検討している保護者様はぜひお気軽にお問い合わせください。

中学受験クラス
タイトルとURLをコピーしました