部活と勉強は両立できる?両立させるメリットと、具体的な解決方法!

部活と勉強は両立できる?両立させるメリットと、具体的な解決方法! コラム
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部活と勉強の両立に関しては中学・高校入学と同時に生まれる課題ですが、部活と勉強は、少しの工夫と努力で両立することができます。

「自分には、部活と勉強の両立は難しい」
「中学生になったら、部活も勉強も頑張りたい」
「高校生になっても、部活も勉強も頑張る」

中学・高校入学や進級などを迎えると保護者の方の方は楽しい学校生活を送ってくれるのかという思いの反面、部活と勉強の両立が気になりますよね。

実際、進級や進学して生活がスタートすると、部活動が無くても通学や授業・人付き合いなどで毎日疲れていて勉強できていない。

通学や部活・人付き合いなど新しい生活に慣れたら慣れたで、ダラダラと過ごして勉強の習慣がついていないなど、「今のままでは、部活と勉強の両立は難しいのかな・・・」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、少し工夫するだけで勉強と部活の両立は誰にでも可能です。

そこで今回は、
・部活をしている割合
・部活をするメリット3つ
・部活と勉強を両立させる方法5選

について解説していきます。

誰にでも取り入れることのできる方法になっているので、ぜひ挑戦してみてください。

部活動をしている割合

野球部で頑張っている男の子

多くの中学生と高校生が、部活と勉強を両立していますが、どのくらいの人が部活をしているのかご存じでしょうか?

ここでは、
・中学校で部活動をしている割合
・高校で部活動をしている割合
について解説していきます。

中学校で部活動をしている割合

中学校で部活に入っている中学生の割合は91.9%です。

スポーツ庁|平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書

小学校から中学校に進学すると今までなかった部活動が始まり、勉強の難易度も上がったりと様々な変化が生まれます。

部活といっても、運動部や文化部・地域でのクラブチームなど形態はいくつかありますが、部活動の掛け持ちを許可している学校などもあるので、運動部と文化部の両方に入部している場合や学校で運動部に入って値域でのクラブチームにも入っている生徒も中にはいます。

部活動所属の種類と所属の有無 中学全体 公立中学 私立中学
運動部 70.6% 71.4% 61.1%
文化部 19.0% 18.5% 24.3%
複数に所属 2.3% 2.1% 5.5%
無所属 8.1% 8.0% 9.1%

スポーツ庁|平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書

公立中学と私立中学で運動部や文化部に所属している割合と複数の部活に所属している割合、そして部活に入っていない割合になります。

やはり運動部に所属している学生が多い傾向にありますね。

高校で部活動をしている割合

部活に入っている高校生の割合は、77.1%です。

スポーツ庁|平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書

高校生になると高校1年生から大学受験を見据えて受験勉強に取り掛かる学生も少なくないため、中学校よりも部活動に入っている割合が少ない傾向にあります。

部活動所属の種類と所属の有無 高校全体 公立高校 私立高校
運動部 52.7% 54.6% 47.0%
文化部 24.6% 25.4% 22.3%
複数に所属 3.7% 4.0% 3.0%
無所属 19.0% 16.1% 27.6%

スポーツ庁|平成29年度運動部活動等に関する実態調査報告書

高校1年生から大学受験を見据えて受験勉強に取り掛かる学生も少なくないとは言えども、全体の8割近くは部活動に所属しており、運動部への所属がやはり多くを占めています。

部活をするメリット3つ

部活に参加するメリット

部活動に一生懸命になり、勉強がおろそかになっているわが子を見ていると「将来大丈夫なのか」「進学できるのか」「授業についていけているのか」等と不安になる保護者の方の方も多いです。

学生にとって学業は確かに大事ではありますが、学業と同じくらい部活動も大切です。

ここでは、運動部に限られてきてはしまいますが、部活をすることのメリットについて説明します。

部活をするメリット①勉強に良い影響を与える

受験生におすすめの勉強法として「運動×勉強」というのがあるのをご存じでしょうか?

適度に体を動かすことによって脳の動きが活発になり、集中力を高める効果があるといわれています。

また、運動をして体を動かすことで自律神経の働きが調整されるのですが、自律神経は心身のバランスを整えてくれるため、勉強にもいい影響を与えてくれます。

また「運動を頑張ってきた子は勉強もできる」という言葉を聞いたことはないでしょうか?

何か1つのことに集中して全力を注ぐことのできる子は、勉強も本気を出せばとんでもない集中力を発揮するものです。

部活をするメリット②人として成長する

部活動は団体行動であり、自分1人が好きなこと、やりたいことをやっていればいいというわけではありません。

先輩や後輩のいる環境に身を置き、目上の人とのかかわり方と年下の人に対する接し方などを学ぶことができ、人としての我慢や忍耐、そして精神力など、お金では買うことのできない貴重な経験をすることが可能です。

部活動に本気で取り組んでいる学生は、
「一生懸命やっているのに成果が出ない」
「先輩が怖くて運動がしんどいけど、頑張ってる」
「運動は好きだけその前の筋トレがしんどい」

など、いくら好きな部活動であっても1つや2つの葛藤があり、辛い・やめたいと思う場面が必ずあると思います。

その度にどうやって対処するかについて試行錯誤することで人間として成長することができるのです。

ただ、部活も中途半端にやっているようでしたらあまり意味がなくなってしまいますので、部活動であっても真剣に、全力で取り掛かるようにしましょう。

部活をするメリット③人付き合い・大切な仲間ができる

学生時代に同じような経験をした仲間であったり切磋琢磨しながらお互いに頑張ってきたチームメイトなどは、かけがえのない大切な仲間となります。

勉強・学力というのも生きていく中で欠かせない要素の内の1つではあると思いますが、いくら優秀で、最難関大学に入ることができたとしても人間関係がうまくいかなかったり、集団行動が苦手な人は社会に出て必ず苦労する場面がやってきます。

社会に出て何か辛いことがあったとき、相談できる相手がいない状況は辛いと思いませんか?子どもの幸せを考えたとき、人付き合いも重要です。

目先の事だけを考えるのではなく、将来の事を考えると人付き合いが上手にできる、団体行動をしても浮くことなく、リーダーシップをとることができるという点は社会に出た際に有利になりますよね。

部活と勉強を両立させる方法5選

電車で勉強する女子高生

部活動の大切さを解説しましたが、勉強がおろそかになってしまっては元も子もありません。

しかし、勉強のために部活動をやめるというのも望ましくないもの。そこで、勉強と部活を両立させる方法を紹介します。

部活と勉強を両立させる方法①1日のスケジュールや予定を決める

まず1日のスケジュールや予定を決めておきましょう。

朝起きる時間、学校にいる時間、部活動をする時間、ご飯を食べる時間等を決めたら、空白の時間で何かできることはないか考えます。

ご飯を食べた後だらだらテレビを見てしまったり、お腹いっぱいの状態でソファーやベッドにもたれかかったりしていませんか?

そんなことをしていたら、寝てしまいます

帰宅後、夜ご飯を食べる前に少し勉強時間を設けるのか、ご飯を食べた後に勉強するのか、お風呂はいつ入るのかなど、1日のスケジュールを細かく決めることが大切です。

最初はスケジュール通りに行かないこともあるかと思いますが、無理のない範囲でスケジュールを作成し、できるだけスケジュール通りに行動できるように工夫することだけでも生活リズムは変わってきます。

部活と勉強を両立させる方法②短期間の目標を決める

1日のスケジュールを決めることが大切であるとお伝えしましたが、それと同時に短期間で達成することのできる目標を設定することも効果的です。

高校受験合格や大学受験合格等の長期にわたる目標を設定するのもいいのですが、あまりに先が長すぎてモチベーションの維持が難しく、いつの間にか目標に対する熱が冷めてしまいかねません。

「1週間でこの問題集をここまで終わらせる」
「日曜日までに、ここまでの単語を覚えて簡単なテストをする」

など、短期間で達成することのできる目標を決めましょう。

部活と勉強を両立させる方法③毎日の勉強習慣をつける

わずかな時間でもいいので、毎日勉強する習慣をつけることです。

今まで勉強習慣がなかった子どもにいきなり1日2時間勉強しなさいというのは少し無理があると思います。

少しずつでいいので、毎日机に向かって勉強する時間を設け、その環境に慣れてきたら、勉強時間を少しずつ伸ばしていきましょう

部活と勉強を両立させる方法④スキマ時間をうまく使う

部活動が終わって帰宅してご飯を食べてお風呂に入るともう夜で1時間も勉強する時間が取れない!という方も多いと思います。

そういう場合は「スキマ時間」を活用しましょう。

通学中、電車で通学している方は電車の中でなにをしてますか?電車だけでなく、自転車や徒歩で通学している方もその時間で勉強することは可能です。

電車通勤の方は単語を覚えたり、教科書を読んだりと勉強することができ、自転車や徒歩の場合でもリスニングを行うなど、スキマ時間でも活用方法次第で勉強することができます

部活と勉強を両立させる方法⑤塾やオンライン授業を活用

自分の力ではなかなか勉強できない!という方は塾やオンライン授業を活用することがおすすめです。

塾やオンライン授業で授業がある場合、無理やり授業を受けなくてはいけない環境があり、授業に出れば宿題が出されるので授業の無い日でも勉強をしなくてはいけない環境になります。

部活動で忙しくて通塾する時間がない!でもオンラインで授業を視聴したらサボれるし寝てしまうという方は全教研のオンライン授業がおすすめです。

全教研のオンライン授業は自宅にいながらもプロ講師の授業を双方向授業という形式で受けることができるので、寝ることはもちろん、サボることもできません。わからない点はいつでも質問ができ、聞き逃してしまった点は24時間後に配信されるアーカイブ動画でもう1回授業を再生することも可能です。

部活と勉強を両立するメリットと具体的な解決方法|まとめ

学生の本業は勉強ではありますが、学生時代の部活動でしか経験できないことがたくさんあるので、勉強のために部活動をやめるということは避けたいです。

勉強と部活動を両立させるためには何よりも本人のやる気が欠かせませんが、やる気さえあれば部活動と勉強は誰にでも両立することができます。

どうしても自分1人では両立が難しいという場合は塾やオンライン授業の活用がおすすめです!

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