中学生になると勉強に部活動に学校行事とさまざまなことで忙しくなりますが、そのなかでもビッグイベントとなるのが「高校受験」ではないでしょうか。
しかし上記のように忙しい毎日を送る中学生にとっては、いつから高校受験の勉強を始めればいいのか分からないという悩みも珍しくありません。
そこでこの記事では、高校受験の勉強はいつから始めるのが理想的なのかという点や、学年別の勉強の進め方などについてご紹介していきます。

高校受験の勉強はいつから始めるのが理想的?
中学生になると高校受験を意識しながら学校生活を送る必要がありますが、中学1・2年のうちはそれほど深く意識していないという学生さんも少なくありません。
しかし、何も考えずに過ごしていると「気づけば周りの友達はみんな受験勉強を始めていた!」ということにもなりかねないため、いつから始めるのが良いのか知っておく必要があります。
そこでまずは、一般的に高校受験の勉強はいつから始めるのが理想的なのかという点について確認していきましょう。
一般的には中学3年の夏頃から始めるケースが多い
高校受験の勉強はいつから始めるのが良いのかという点についてですが、一般的に中学3年の夏頃から始めるケースが多いです。
中学3年の7〜9月頃に受験勉強を意識して勉強スケジュールを立て始め、夏休みという長期休暇を活用して中学1・2年の復習や基礎固めなどを行ないます。
もちろん現在の学力や志望校の難易度、勉強が得意かどうかなどによって始めるタイミングは異なりますが、基本的には中学3年の夏頃を目安に考えるとよいでしょう。
高校受験の成功率を上げたいなら早めに始めるのがベスト
高校受験の勉強は夏頃から始めるケースが多いということでしたが、生徒さんによっては「本当に夏頃に始めて間に合うの?」と不安に思う方もいると思います。
高校受験で出題される問題は、中学1・2年で学習する範囲・内容のものが多いため、可能であれば中学1・2年の頃から高校受験を視野に入れながら日々勉強に取り組むのが良いです。
特に難関校を目指しているのであれば、中学3年の夏から勉強を始めたのでは間に合わない可能性があるため、すでに志望校が決まっているのであればできるだけ早めに始めることをおすすめします。
いつから高校受験の勉強を始めるか迷ったら中学2年の冬頃がおすすめ
高校受験の準備もしっかり進めておきたいけど部活動や学校行事などで忙しく、いつから勉強を始めるか迷っているのであれば中学2年の冬頃から始めるのがおすすめです。
中学2年の冬頃は中学生活のなかで時間をつくりやすく、この時期に受験勉強を始めておけば周囲に出遅れることなく良いスタートダッシュを切れるでしょう。
また上記でもお話ししたように一般的には中学3年の夏頃から始めるケースが多いため、早めに始めた分周囲との差をつけることもでき、焦らずに受験勉強に集中できます。
高校受験の入試日程を把握しておこう
受験勉強をいつから始めるかという点を考えることは大切ですが、それ以前に高校受験がいつ頃行なわれるのか把握しておくことも大切です。
志望する高校の入試日程を確認して、その受験日から逆算して大まかな勉強スケジュールを立てるようにしましょう。
では一般的に高校受験の入試日程がいつ頃なのかという点について、公立高校と私立高校に分けてご紹介していきます。
公立高校は1月下旬から3月中旬頃
公立高校の入試が行なわれるのは基本的に1月下旬〜3月中旬頃ですが、推薦入試と一般入試で日程が異なるため注意が必要です。
推薦入試は1月下旬〜2月中旬頃で、一般入試に関しては2月中旬〜3月中旬頃に行なわれますが、具体的な日程は自治体によって異なるため事前に必ず確認するようにしましょう。
公立高校を本命として考えている場合は、具体的な入試日程を調べてスケジュール感を明確にイメージしておくことをおすすめします。
私立高校は1月上旬から2月中旬頃
私立高校の入試は公立高校と同様に推薦入試と一般入試で分かれており、1月上旬〜2月上旬に推薦入試、1月下旬〜2月中旬に一般入試が行なわれるケースが多いです。
早ければ冬休みが明けたらすぐに入試が始まる場合もあるため、単願で受ける場合は特に早い段階から受験勉強に取りかかる必要があります。
併願の場合は私立高校の受験が終わったあとも公立高校の受験が控えているため、私立高校受験後も気を抜かずにしっかりと予習することが大切です。
高校受験に備えよう!学年別勉強の進め方
高校受験は、中学1年から3年までの3年間で勉強してきたことの総集編と言っても過言ではないため、学年ごとにしっかりと勉強に取り組んでおくとよいでしょう。
ではここからは高校受験本番に備えて、学年別の勉強の進め方について解説していきます。
中学1年|基礎固めを徹底的に行なう
上記でもお話ししたように高校受験で出題される問題は中学1・2年で学ぶ範囲・内容が多く、特に中学1年で習う基礎は中学2・3年で習う勉強のベースになるため、中学1年の段階では基礎固めを徹底的に行ないましょう。
中学1年の勉強でつまずいてしまうと、いざ中学3年になって受験勉強を始めるとなったときに分からないことが多く、勉強が思うように進まない可能性があります。
日頃の授業をよく聞き宿題もきっちりこなすことはもちろん、自宅で復習する習慣を付けておくと今後の受験勉強をスムーズに進められるはずです。
中学2年|時間を効率的に使って勉強する
中学2年に上がると部活動が忙しくなる生徒さんもいるため、時間を効率的に使って部活動と両立しながら勉強していくことがポイントになります。
学校生活を送るなかで勉強に費やせる時間があるか探してスケジュールを立て、スキマ時間も有効活用してコツコツと勉強していきましょう。
また定期テスト前など部活動が休みになる時期は勉強時間を確保するチャンスになるため、目標点数を取れるように勉強に集中すると良いです。
中学3年|内申点と定期テストを大切にする
中学3年になると周囲からも高校受験ムードが漂い始め、これまで以上に集中して勉強に取り組まなくてはなりません。
中学3年に上がったタイミングで志望校をある程度絞っていき、その志望校合格に向けて内申点と定期テストを意識しながら机に向かいましょう。
中学3年では内申点アップのチャンスが限定されるため、毎回の定期テストでしっかりと点数を取ることに加え、夏休みなどを使って中学1・2年で習ったことを総復習して基礎学力を高めておくと良いです。
高校受験の勉強を始めるタイミングと学年別勉強の進め方まとめ
高校受験の勉強はいつから始めるのが良いのかという点ですが、一般的には中学3年の夏頃から始めるケースが多い傾向にあります。
しかし高校入試問題は中学1・2年で習った範囲から出題されるものが多いため、高校受験の勉強はできるだけ早い段階で始めるに越したことはありません。
「周りと差を付けたい」「余裕を持って受験勉強に備えたい」ということであれば、中学2年の冬頃を目安に勉強スケジュールを立てて勉強を始めると良いです。
中学1年の段階から高校受験に備えて勉強していくのであれば、以下の学年ごとの勉強の進め方を意識して取り組みましょう。
中学2年→時間を効率的に使って勉強する
中学3年→内申点と定期テストを大切にする
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