高校受験を控えた子どもを持つ親御さんのなかには、
「塾なしで高校受験に合格することはできるの?」
「塾に通わせていたけど思うように成績が伸びていない」
などさまざまな悩みを抱えている方は少なくありません。
必ずしも高校受験をするにあたって塾に通う必要があるというわけではありませんが、塾なしで高校受験に合格することは可能なのでしょうか?
この記事では、塾なしで合格を目指すことはできるのかという点に加えて、塾で成績が伸びない原因や塾なしで勉強するコツなどについて解説していきます。
塾に通っても成績が伸びない原因は大きく分けて2つ!
高校受験に備えて塾に通わせている親御さんもいると思いますが、なかには思うように成績が伸びず塾に通わせるのをやめさせようか考えている方もいるのではないでしょうか?
塾にはさまざまなスタイル・雰囲気のところがあり、場合によっては塾のやり方が子どもに合っていないことも考えられます。
まずは塾に通っても成績が伸びない原因として、どういったことが挙げられるのかという点について確認していきましょう。
成績が伸びない原因①指導方法が合っていない
塾に通っても成績が伸びない原因としては大きく分けて2つあり、そのうちの1つが「指導方法が合っていない」ということです。
学生1人ひとりによって目指す高校や学力・偏差値が異なるため、複数の生徒に対して同じカリキュラムで対策する塾ではなかなか成績が伸びないということが起こりえます。
さらに塾によっては、学力の確認テストなどを実施するだけで結果に対して何か対策をしてくれるわけではないため、学んだことが定着しないというケースも少なくありません。
成績が伸びない原因②自学自習のやり方が分からない
塾に通っても成績が伸びないもう1つの原因は、子ども自身が自学自習のやり方を分かっていないという点です。
塾で勉強している間は、講師の授業や指導に沿って勉強すれば良いわけですが、自宅で勉強するとなると何から手をつければいいのか分からないことや、効率の良い勉強方法が分からないといったことがあります。
また集団塾に通っている場合は、周りのスピードについていけないことや質問しづらく分からないことを放置してしまい、自学自習にも影響している可能性も考えられるでしょう。
塾なしでも高校受験合格は可能!自学自習する際のコツ
塾なしで高校受験をしようと考えている場合、本当に志望校に合格できるのか不安もあると思いますが、結論からいえば塾なしでも高校受験合格は可能です。
しかし塾なしで志望校合格を目指すのであれば、自学自習の仕方についてきちんと考えなければなりません。
そこでここからは、自学自習だけで高校受験に臨む際のコツについてご紹介していきます。
効率的に勉強できる時間・スケジュールを把握する
塾なしで自学自習のみで高校受験に臨む場合は、まず効率的に勉強できる時間・スケジュールを把握することです。
自宅で勉強する場合は、
「1日にどれくらい勉強するか」
「いつまでに何を勉強するか」
「どのレベルまでできるようになるか」
といったことを押さえて勉強計画を立てることが重要になります。
全体的なスケジュールと1日単位での勉強時間などを具体的に決めたら、学校の先生などに見てもらって問題ないか確認してもらうとよいでしょう。
学力や目標とマッチした教材・勉強法を選択する
具体的な勉強計画を立てることができたら、次は自分自身の学力や目標とマッチした教材・勉強法を選択する必要があります。
まだ基礎がしっかりと固まっていない科目がある場合は、基礎から学べる教材を購入して勉強していきましょう。
入試日が迫ってきたら志望校の過去問や入試問題に合わせた問題集を購入して、出題問題の傾向や苦手教科などの確認をしながら対策していくことが大切です。
作文や面接など入試科目以外の対策も行なっておく
ほとんどの高校入試問題では作文が出題されることもあるため、5教科の勉強だけでなく作文の書き方なども勉強しておくとよいでしょう。
また高校によっては入試と併せて面接を実施しているところもあり、そういった高校を受験する場合は面接マナーや受け答えの練習などもしておくことをおすすめします。
さらに入試方式によっては、志願理由書や自己PR文の作成も必要となるケースがあるため幅広い対策が必要です。
塾なしで高校受験合格を目指すならチェックしておきたいこと
塾なしで高校受験合格を目指すことは可能ですが、それでも100%合格できるとは言い切れません。
そこでここからは、本当に塾なしで高校受験をするのか判断する材料として、以下のチェックポイントを用意しました。
当てはまるものが多いほど合格の可能性が高まるといえるため、塾なしで高校受験に挑戦しようか迷っている方はぜひ確認してください。
志望校が自分の学力とかけ離れ過ぎていないかどうか
高校入試で出題される問題は、中学校で使用する教科書の内容がほとんどとなっているため、塾なしでも教科書や問題集を解いて勉強すれば合格を目指すことは可能です。
しかし難関とされる私立高校や独自入試を行なっている国公立の高校に関しては、教科書以外の問題や中学生レベル以上の問題が出題されるケースもあり、志望校に合わせた特別な対策が必要となります。
勉強が得意な子どもであれば難関校でも塾なしで合格できるケースはありますが、基本的には志望校と自分の学力がかけ離れ過ぎていると合格は難しくなるでしょう。
自学自習の習慣が身についているかどうか
塾なしで自学自習のみで高校受験に臨む場合、自学自習の習慣が身についているかどうかが大きなポイントとなります。
自宅での勉強に関しては、テレビ・漫画・ゲーム・スマホなど誘惑となるものが多く、自制しないとなかなか勉強に集中することができません。
受験シーズンに入る前から自宅で勉強する癖を付けておき、1日にきちんと勉強時間を確保すること、そして計画性をもって勉強を進めていくことが大切です。
中学1年の段階で内申点を意識できているかどうか
中学1年の段階からしっかりと基礎を身につけておけば、応用問題などを解くのもそれほど苦労することはありません。
しかし内申書に記載される内申点に関しては、中学1年からの点数が必要になるところもあり、中学3年になってから内申点を意識し始めても挽回することが難しいです。
そのため、まだ中学校に上がったばかりであれば内申点を意識しながら中学生活を過ごすと良いですが、中学3年になっている場合は内申点が志望校合格に足りているか確認し、1・2学期の定期テストで良い結果を残す必要があります。
苦手科目が国語ではないかどうか
国・数・英・理・社のなかでも国語に関しては成績を伸ばしにくい教科といわれており、国語に苦手意識を持っていると高校受験では不利になりかねません。
さらに国語が得意科目の子どもは理解力に長けている傾向があり、言語分野である英語も同様に良い成績を出しやすいといわれています。
また文章を読むことが苦手ではない場合、国語以外の教科でも勉強に集中しやすいとされているため、塾なしでも志望校に合格できる可能性は高いでしょう。
高校受験の勉強を始めるのが直前期ではないかどうか
高校受験を成功させるためにはできるだけ早い段階で受験勉強を始め、たくさんの時間を勉強に充てるのが良いといわれています。
そのため高校受験直前期になって塾なしで勉強に本腰を入れようと思っても、志望校に合格できる可能性は低くなってしまうでしょう。
ある程度基礎が固まっていれば半年程度集中して勉強に励めば合格できるケースもありますが、塾なし・塾あり関係なく受験勉強はできるだけ早く始めるに越したことはありません。
塾なしで高校受験勉強をするコツとチェックしておきたい項目まとめ
塾に通っても成績が伸びない原因としては、主に以下の2つが挙げられます。
①指導方法が合っていない
②自学自習のやり方が分からない
成績が伸びない場合は、通っている塾を変えるか自学自習にシフトして塾なしで志望校合格を目指さなくてはなりません。
自学自習で高校受験に臨むのであれば、以下のコツを押さえて勉強していくことをおすすめします。
・学力や目標とマッチした教材・勉強法を選択する
・作文や面接など入試科目以外の対策も行なっておく
また塾なしで高校受験にチャレンジするにあたっては、以下のチェックポイントに当てはまる項目が多いほうが志望校に合格できる可能性が高まるでしょう。
・自学自習の習慣が身についているかどうか
・中学1年の段階で内申点を意識できているかどうか
・苦手科目が国語ではないかどうか
・高校受験の勉強を始めるのが直前期ではないかどうか
もし塾に通って学力を伸ばしていきたいと考えているのであれば、高校受験の対策万全なカリキュラムを用意した全教研にお任せください。
全教研では個別指導はもちろんオンライン授業なども行なっており、子ども1人ひとりの性格や勉強の取り組み方に合わせて学ぶことができます。
無料資料請求や無料体験授業なども行なっているため、まずは気軽にお問い合わせください。