中学生の子どもを持つ保護者のなかには、成績アップや高校受験に備えて塾に通わせようと検討している方もいると思いますが、その際に考えなければならないのが「送迎」です。
塾によっては帰宅時間が遅くなることもあり、暗い夜道を子ども1人に歩かせるのは心配なため送迎してあげるべきかどうか考えている方もいることでしょう。
そこでこの記事では、中学生の塾の送迎の必要性や送迎が保護者の負担になりやすい理由に加えて、送迎が難しいときの対応方法などについて解説していきます。
中学生の塾通い、送迎はするべき?しなくてもいい?
中学生の子どもの塾通いを検討している保護者のなかには、一般的な家庭での塾の送迎事情が気になるという方もいるのではないでしょうか。
送迎はするべきかしなくてもいいのかという点については、基本的に中学生なら防犯面のリスクがあるため送迎はするべきです。
ただし送迎の必要性はケースバイケースのため、ここでは送迎したほうがいいケースについて紹介していきます。
中学生の子どもを持つ保護者の約5割が塾の送迎をしている
小学校から高校生までの子どもを持つ保護者で送迎している保護者の割合は約4割となっており、「中学1年生」や「高校1年生」など進学のタイミングで送迎をやめるケースが多いようです。
中学生だけに絞ると送迎を継続している保護者の割合は約5割となっており、塾の送迎をするべきかしないべきかは塾の立地や通う時間帯などはもちろん、子どもの性格・意思や保護者目線での考えも含めて決めるとよいでしょう。
塾が終わる時間帯が遅い場合は送迎したほうが良い
塾全体の平均帰宅時間は19時台といわれていますが、進学塾になると21〜22時台など遅い時間帯になることも珍しくありません。
一方で中学生を対象とした犯罪が起こりやすい時間は17〜18時台といわれており、塾に向かう途中で犯罪に巻き込まれる可能性も十分あります。
特に女の子の子どもを持つ保護者にとっては不安要素が大きいため、犯罪リスクを少しでも低減したいのであれば送迎は必須といえるでしょう。
塾の場所が繁華街など治安が良くない場合は送迎したほうが良い
駅周辺の塾は人通りが多いとはいえ繁華街が近くにあるケースも多く、その分犯罪リスクが上がります。
また塾の立地によっては大通りに面していないところもあり、そういったところは人通りも少ないため子どもを1人で通わせる場合は注意・防犯対策が必要です。
トラブルや声かけ事案に子どもが遭ってしまうと大きなトラウマになって進学はおろか将来を左右する出来事にもなりかねないため、送迎をするか安全に通える場所の塾・オンライン塾に変えることをおすすめします。
中学生の塾の送迎が保護者の負担になりやすい理由
保護者によっては仕事などが理由で物理的に送迎できないケースもありますが、子どものためとはいえ無理な送迎は保護者の負担になりかねないため、体力的・精神的に負担が大きくならないか加味したうえで送迎を検討しましょう。
では塾の送迎が保護者の負担になりやすい理由としては、どういったものが挙げられるのでしょうか?
理由①1週間あたりの平均通塾日数が2〜3日ある
中学生の平均通塾日数は週2〜3日となっており、実際の通塾日数は通わせる塾のタイプによって変動するでしょう。
また、学校のカリキュラムに合わせて復習や定期試験対策を行なう補習塾は平均週2日ほど授業が行われるところが多いですが、進学塾になると週3日以上通うケースもあるため通塾日数が多いほど負担になりかねません。
子どもを進学塾に通わせることを検討している場合は、送迎のことも考慮しておいたほうが良いでしょう。
理由②兄弟姉妹がいる家庭は複数回送迎しなければならない
週2日なら問題なさそうと感じる方もいるかもしれませんが、兄弟姉妹がいる家庭になると週2日以上になる可能性もあります。
学年ごとに塾の日や時間が異なるケースも多いため、週4〜5日とほぼ毎日送迎しなければならないことや1日に何度も塾と自宅を往復しなければならないこともあるかもしれません。
兄弟姉妹を塾へ通わせる場合は同じ塾であっても授業時間や曜日などを確認して、週に何日送迎しなければならないのか調べておくことをおすすめします。
理由③塾の送迎と忙しいタイミングが被りやすい
中学生の塾からの帰宅時間は「19〜21時」が多いため、保護者が働いている場合は退社する時間であったり、専業主婦の場合も夕飯の用意を始める時間帯と被りやすいことも負担になる理由の1つでしょう。
また21時以降は保護者によっては翌日の朝食やお弁当の準備をすることもあったりと忙しい時間帯になるため、送迎が体力的・精神的負担になりうるなら検討が必要です。
中学生の塾の送迎が難しいときの対応方法
中学生の子どもの塾の送迎をしたいけど仕事などの理由で難しい場合や、突発的に送迎できない場合にはどうすれば良いのでしょうか?
ここからは、中学生の塾の送迎が難しいときの対応方法について紹介していきます。
対応方法①防犯対策をして1人で通塾・帰宅してもらう
送迎が難しい場合は子どもに1人で通塾・帰宅してもらうのも1つの方法ですが、しっかりと防犯対策をしておくことやいつでも連絡を取れる状態にしておくことが大切です。
また塾の立地や通う時間帯・通塾ルートを確認したうえで1人で通わせても問題なさそうな場合に限るため、近くに繁華街があるケースや暗い道を通る必要があるケースはできるだけ送迎してあげたほうがよいでしょう。
対応方法②同じ塾に通う友達と一緒に通塾・帰宅してもらう
同じ塾に通っている生徒・友達のなかで近くに住んでいる子がいる場合は、一緒に通塾・帰宅してもらうという方法もあります。
保護者にとっては複数人で通塾・帰宅してもらうほうが安心できますが、それでも子どもだけで通わせることになるため1人の場合と同様に防犯対策は必須です。
また万が一のときに備えて友達の保護者とも連絡先を交換しておき、何かあったときにすぐ連絡を取り合える状態にしておくとよいでしょう。
対応方法③タクシーや塾の送迎バスを利用する
どうしても1人で通わせることが不安な場合はタクシーを使って送迎する方法もあり、タクシー会社に電話するかタクシーアプリを使えば自宅や塾まで迎えに来てくれます。
ただしタクシーを使う場合は金銭的コストがかかるというデメリットがあるため、通っている塾が無料の送迎バスを完備しているなら、その送迎バスを利用するのも1つの方法です。
対応方法④オンラインライブ授業の塾を利用する
どうしても送迎が難しいけど将来のことを考えて塾に通わせたいという場合は、通塾不要のオンライン塾の利用を検討するとよいでしょう。
全教研ではオンラインライブ授業を受けられる映像授業のデメリットであった質問できない点やサボりやすい点をカバーした「おうちで勉強コース」を用意しているため、通塾時間0分で保護者の送迎も不要です。
自宅にいながら塾に通っているような感覚で授業を受けられるため保護者も安心できるうえ、講師への質問や相談もできて生徒間のコミュニケーションも取れ楽しく勉強できます。
送迎が難しいけど塾に通わせてあげたい場合は、家庭学習の習慣化にもつながる全教研の「おうちで勉強コース」がおすすめです。
中学生の塾の送迎事情と送迎が難しい場合の対応方法|まとめ
中学生の子どもを持つ保護者のうち約5割は塾の送迎を行なっており、帰宅時間が遅い場合や塾がある場所の治安があまり良くない場合は送迎したほうがよいでしょう。
物理的に送迎が難しい場合は、子どもに1人で通塾させるか家が近い生徒・友達と一緒に通塾してもらうほか、タクシーや塾の送迎バスを利用するといった方法もあります。
全教研の「おうちで勉強コース」では、自宅にいながらオンラインライブ授業を受けることができ、通塾しなくて済むため保護者の送迎も不要です。
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