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教育事情「あの国この国」
 
教育事情「あの国この国」
ブルガリア
 
 ブルガリアといえば、数学オリンピックで毎年上位入賞していることから、数学に力を入れている国と思われているようですが、実際はちょっと違います。中学卒業後、能力のある生徒は理系や技術系、言語系などの専門高校へ行きます。理系の専門高校に行った生徒たちの中から数学オリンピックに出るような優秀な生徒が輩出されているのです。
  ブルガリアでは小学校は3年間、中学校は4年間、高校は4年〜5年間です。小学校は成績を評価されることもなくのんびりしていますが、中学になると厳しくなります。
ブルガリア
テストも多くなり、各科目の口頭試問も行われ、留年もあります。でも、長い時間子どもを学校に拘束することはありません。学校は半日で終わり、後は自由です。部活もほとんどないと言っていいと思います。民族舞踊やスポーツサークルのようなものはありますが、日本に比べると本格的とは言えません。
 義務教育は中学まで。教育費は大学まで基本的に無償です。でも89年、共産党支配が終わってからは私立の学校も増えてきました。国立大学でも公費には枠があってその枠に入ることができない生徒は授業料を払います。人気のある学部は法学部、経済学部、医学部などですが、最近はジャーナリズムにも人気が出てきています。
 ブルガリアは教育を大事にする国民です。共産政権崩壊後次々に政権が変わりましたが、それはいまも変わっていません。

ステファン・ゲトフ(Stefan Getov)
(九州大学文学部大学院生/福岡市在住)



教育事情「あの国この国」
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